★小鳥とは
ここでは本邦で飼育されている小型の鳥をさします。セキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコ、ボタンインコ、ブンチョウ、ジュウシマツ、カナリアなどが最も多く飼育されています。
★飼育環境


ケージ飼育
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一般的には屋内飼育と屋外飼育がありますが、ここでは屋内でのケージ飼育について解説致します。ケージ内に止まり木、餌容器、水容器れなどが必要で、種類や品種によって至適温度や湿度があり、適切な環境で飼育しましょう。
・ケージ
種類や品種また羽数によって変わりますが、十分な運動や羽ばたきが可能なような、大きめのケージがやはり理想です。床はメッシュタイプのすのこであると衛生的によいです。セキセイインコでは50-60×50-60cm、ブンチョウでは最低35×35cm(理想は45×45)必要ですが、鳥は本来飛翔する動物であり、大きいにこしたことはないでしょう。
・止まり木
止まり木はプラスチック製よりも木製のものを選択するよいです。掴む以外にも嘴で齧ることを考えると有害にならない材質がよいです。齧る行為は嘴の磨耗以外にもストレス解消にもつながり、鳥の脚で木の硬さ、温度を感知させることもよいと思われます。一般的に止まり木の太さは鳥が全周の約2/3を掴めるくらいが理想です。太すぎたり、細すぎたりすると爪が過長傾向になるので、適切な太さであると爪も磨耗して調度よいです。
・餌容器・給水器
鳥が突いたり、遊んで破損しないものを選択します。特にボタンインコ、コザクラインコは齧癖が強いので陶製や鉄鋳物製を推奨します。複数飼育や給水器の中に排泄を行う場合は自動給水器や自動給餌器を利用するとよいでしょう。またブンチョウ、ジュウシマツ、カナリアは水浴びを好むので、大きめの給水器ではその中に入って水浴びを行うことがあります。なお、止まり木の下に餌容器や給水器を設置すると排泄物が中に混入するので、注意してください。
・巣箱
基本的には繁殖期のみに設置してください。セキセイインコやオカメインコは各々の専用の巣箱、ブンチョウにはツボ巣、または横型の巣箱、ジュウシマツにはツボ巣、カナリアには皿巣を用います。ブンチョウ、ジュウシマツ特にカナリアを繁殖する時は庭箱(にわこ)を用いることが望ましいです。これは繁殖を優先させる時に必要で、観賞用で飼育する時は不向きです。
・その他(玩具・水浴び容器)
ブンチョウ、ジュシマツは水浴びを好むので、専用の容器を用意します。しかし、ケージ内が水びたしになるので、ケージの外に設置するものがよいでしょう。水を入れたり、交換すると、すぐに行う性質があります。冬は1日に1回、夏は1日に2-3回行うとよいです。
また、玩具はあまり推奨できません。セキセイインコ、オカメインコは夢中になってブランコやおもちゃに夢中になりますが、ブンチョウ、ジュウシマツはあまり遊ぶことはないので必要がないです。コザクラインコ、ボタンインコはそれらを破壊するまで遊びます。なお、玩具も発情誘起になる原因になるので、生殖器の病気の時(卵管炎など)では発情をさける必要があり、設置しないほうがよいです。
★温度
ここで解説する鳥の多くは温帯から熱帯に棲息します。したがって、温度は最低20℃以上が必要です。本邦で、冬場は10℃以下になることが多く、また四季による気温の変化が激しいので注意してください。特に保温には、ケージ全体を暖める必要があります。エアコンによる部屋全体の暖房、パネルヒーターなどをケージ下に設置するとよいです。また、ケージにビニール、布、ダンボールを被せることにより、適温を維持する方法がとられています。また、真夏も熱射病、熱中病などがみられるため、エアコン、クーラー、あるいは風通しのよい部屋にケージの設置をおく必要があります。
★食餌


穀類
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種類や品種によって相違がみられますが、セキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコ、ボタンインコ、ジュウシマツ、カナリアは一般には小型鳥であり、ほぼ共通の食餌でよいです。一般的には穀類(アワ、ヒエ、キビ、カナリーシードなど)や油種子(ボタンインコ、コザクラインコ、オカメインコではヒマワリ、麻の実、サフラワー、カボチャの種、マツの実など)、野菜や野草、ペレットを中心に与え、補助的に果物、ボレー粉、グリッド、塩土、などを与えます。

こんな時は早急に来院してください
●膨らんでいる
鳥は調子が悪いと膨らむ傾向にあります。外気を羽の下に貯めこみ、体温で保温させます。
また、気温が低いと健康個体でも膨らむことがありますので、まずは20℃以上、できれば25℃くらいに設定しても、元に戻らなければ早急に病院で診察を受けましょう。
● 呼吸があらい
肺炎、気嚢炎あるいは甲状腺腫などが考えられます。自宅での治療には限界があるので、早急に病院で診察をうけて、診断してもらいましょう。
● 下痢している
細菌、真菌、寄生虫などが原因になりますが、その他にも食餌や温度の影響もあります。飼育環境をもう一度確認してください。それでも下痢が続く場合は病院で診察をうけましょう。
●りきんでいる
雌であれば卵停滞の可能性が高いです。卵がでないと衰弱して致死的な経過をたどるため、早急に病院へ行きましょう。