(1)草食動物
プレーリードッグは草食動物で、繊維質を発酵・消化・吸収する消化管をもっています。主にイネ科の植物を採食し、時にトウモロコシやアルファルファなどの作物を荒らしているそうです。そのため、消化管が長く、盲腸も発酵に役立ち、消化も長時間を要します。
プレーリードッグの消化管
(2)地中集団生活
野生では巣をつくり、集団生活を行います。巣穴の中で家族単位(コーテリー)で集まり、町(タウン)をつくります。巣穴で生活するために、爪が鋭く、四肢が短く、寸胴な体幹、そして尾が短いのです。コーテリーはオス1頭に近縁のメス数頭とその子供たちで構成され、コーテリー内のプレーリードッグの結びつきは強く、共同して巣穴を掘ったり、仲間同士のコミュニケーションをとります。特にプレーリードッグでは巣穴の周りを眺め、天敵を確認するために、巣穴の出入り口の塚の上に立ち上がって周りを眺めている光景は有名です。天敵が近づくと「キャンキャン」と鳴き叫びます。
巣穴で生活するプレーリードッグ
(3)季節繁殖動物
繁殖期は早春に訪れ、オスは発情中は精巣が大きくなり、気が荒くなります。飼い主さえも威嚇するようになり、手がつけられないこともあります。メスはオスほどひどくはありません。野生では地下の巣穴で3〜7頭の仔を出産しますが、飼育下では困難です。このように繁殖する季節を持つ動物を、季節繁殖動物といいます。
精巣が腫大した陰嚢
野生では1-3月、飼育下では早いと11月頃から発情を迎えます。一般的にオスのほうが発情が強く、ヒトに対して攻撃を加え、ケガをさせることがあります。
一方、メスの発情は多少気が荒くなるくらいです。オスは2年で性成熟するため、2年目以降が、特に激しくなります。