★プレーリードッグとは


オグロプレーリードッグ
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プレーリードッグは地上生活を営むげっ歯類で、リス科の動物です。リス科には樹の上で生活するキタリス、モモンガなどが有名ですが、地上で生活するリスの仲間にはプレーリードッグ属とジリス属がみられ、多くは群れで生活しています。
ここでは主にオグロプレーリードッグについて説明します。
★環境
野生では社会生活を営んでいるので複数飼育が可能ですが、オス同士は喧嘩が絶えないので避けたほうがよいでしょう。
地中生活動物でもぐり込むことを好みます。そして、立体視が不得意ですが、よく高い所に登りたがリ、落下事故が多くみられます。したがって、高さよりも床面積が広く(横約50cm、奥行き約50cm以上が理想)、野生のようにトンネルが掘れるような深い水槽がよいです。難しいようなら、メッシュケージにもぐり込めるような大量の床材や齧っても安全な木製の巣箱を用意しましょう。また、歯や爪などが伸びすぎないように、小枝や板などを与えるとよいでしょう。
★温度、湿度
温度変化が少ない場所にケージを設置しなければいけません。気温が低くなると寝ている時間が多くなります。エアコンなどを利用して温度の調節をすることが理想です。冬にもエアコンなどの暖房機具を使用するか、夜間はケージを毛布などで被って保温して下さい。
★食餌
完全な草食動物で、長い消化管が特徴です。そして、食物を腸で発酵させるために、大量の繊維質を摂り、盲腸の運動を刺激する仕組みを持ちます。しかし、成長期である幼体は多少栄養価の高いものが理想です。特にペレットは高繊維質であることが望ましいです。
幼体のプレーリードッグ
牧草や乾草を中心に、ペレットを与えます。その他に緑黄野菜や野草なども与えるとよいでしょう。嗜好性に偏りができないように、多種多様の植物を与えるように習慣づけます。
成体のプレーリードッグ
牧草や乾草を中心に、ペレットを主食にします。その他に緑黄野菜や野草なども与えるとよいでしょう。種子類、果物などは少量をコミュニケーション程度に与えるに止めます。特に肥満になりやすいため、その傾向があるならば、ペレットよりも牧草や乾草を多く与えてください。
★飲水
基本的には水分が必要です。あまり飲み過ぎて下痢をするようなら量を控えめにします。生野菜からも水分を吸収できるので、生野菜を多く与えた場合は水の量を減らしてください。糞便による汚染を防ぎ、被毛の乾燥を保つには、給水ボトルを使って与えるのが最適です。
★接し方
もぐり込んだり、巣を作る事が得意なので床材の中で遊ばせてあげましょう。落下事故には要注意です。
また、被毛は春と秋の2回抜け代わります。ストレスを与えない程度にブラッシングをしてあげるとよいでしょう。
体臭がなく、きれい好きで自分で手入れを行う習性があるため、シャンプー(入浴)の必要はありません。野生下では皮膚の余分な分泌物を取り除くために、砂浴びをして皮毛の状態を清潔に保っていますのでチンチラ専用の砂を用いてもよいでしょう。

こんな時は早急に来院して下さい
●前歯が折れた
ストレスなどの理由により、ケージ、餌箱を齧って切歯(前歯)を折ることがあります。歯の中の神経、血管が露出するような折れ方をすると、出血がみられます。歯が生えなくなり、歯根の細胞が死滅し、鼻腔(鼻腔閉塞、鼻汁)や眼球(眼球突出、眼脂)に影響を及ぼします。歯のX線検査の必要があり、早急に処置をしなければなりません。


前歯が1本折れたプレーリードッグ
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●呼吸が苦しい
肺炎あるいは上記の前歯が折れて、歯根の細胞の死滅(歯芽腫)により鼻腔が閉塞し、鼻汁がみられ、呼吸困難を引き起こします。X線検査で肺炎あるいは歯の病気を鑑別する必要があり、やはり早急に処置をしなければなりません。


鼻汁が見られるプレーリードッグ
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