肛門から突起物がでているのですが、これは何ですか?
肛門の開口部から3つの突起物がでていますが、これは肛門腺という臭腺です。興奮時あるいは個体間のコミュニュケーション時に分泌物を放散しますが、フェレットの肛門腺のような、きつい臭いではありません。少し気になるくらいだと思いますので、多くは摘出する必要性はないと思います。
突然に性格が変貌して、ヒトに噛みつくようになりました。どうしたらよいでしょうか?
プレーリードッグは短日環境、つまり日照時間が短くなる時期(冬の終わりから春)になると、発情を迎えます。この発情するシステムを持つ動物を季節繁殖動物といいます。特に性成熟を迎えた2年目のオスは狂暴になることが知られています。
発情に対する対策は2つあります。発情は自然な変化なため、そのまま発情が終了するのを見守るか、あるいは発情を止める処置を行うかです。処置には去勢手術や避妊手術以外に、ホルモン治療があります。手術は完全に発情を抑制しますが、本来の性格は変わりません。ホルモン治療は完全な対策ではありませんが、手術よりはストレスが少ないという特徴があります。詳細は主治医の獣医師と相談して、対応策を決めて下さい。
歯をカタカタ鳴らして、尻尾が太くなっているのは、どうしてですか?
プレーリードッグは通常はヒトになれ、かわいらしいのですが、開口して切歯をみせ、爪をたて、尻尾も挙げて太く膨らませているのは、相手を威嚇して攻撃する姿勢をみせているのです。切歯は鋭く強固であり、爪も鉤爪で鋭いですので、攻撃されると、大きなケガを負わされますので、このような状態の時は注意して下さい。しばらくケージから出さないで様子をみて、おとなしくなるのを待ってください。
身体に脱毛がみられ、長い間、毛がはえてきません。
脱毛の原因は、細菌、真菌、寄生虫、ストレス、栄養障害などが挙げられます。その鑑別は、やはり、検査などが必要になります。しかし、プレーリードッグで最も多い脱毛の原因は代謝性脱毛です。これは新陳代謝の異常で、具体的な原因はホルモン、栄養と思われています。プレーリードッグのホルモン支配は特有で、季節繁殖動物という発情する季節が決まっている動物です。日照時間、温度変化、餌の量などが微妙に変化してホルモンが調節されるのです。従って、飼育下では野生の環境を再現できず、その結果、ホルモンのアンバランスが引きおこされ、被毛の成長に影響を与え、脱毛すると推測されます。また、栄養的なアンバランスも関与しているといわれています。