【代謝性骨疾患(MBD)】

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骨質が薄いイグアナのX線写真
 代謝性骨疾患は「Metabolic Bone Disease(=M.B.D.)」、他にも栄養性二次性上皮小体機能亢進症、くる病、骨粗鬆症、骨軟化症などとも呼ばれています。特に幼体に好発し、食餌中のカルシウム不足、紫外線(UVB)不足などが原因で発生する骨が脆弱になり、衰弱する病気です。骨質が薄くなり、湾曲して、骨折などがみられ、破行します。あるいは下顎、四肢が腫脹してきます。低カルシウム血症が併発し、痙攣や発作もみられる場合もあります。飼育環境の整備を行い、痙攣や発作がみられる場合はカルシウムを投与しないと致死的になります。

【膿瘍】

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顎に膿瘍がみられるグリーンイグアナ
 膿瘍とは膿みの塊です。狭いケージの中での衝突や室内での飼育は指を障害物に引っ掛けたり、頭部や顔面を損傷し、感染を引きおこすことが、その原因と思われます。外観上は腫瘍と間違われることが多くですが、限局したこぶのようにみえます。内容物は黄白色を呈し硬結していることが多いです。病院では外科的に処置することが多いです。

【卵停滞・卵胞嚢腫】

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摘出した卵胞嚢腫の卵胞
 性ホルモンの不均衡あるいは不適切な産卵場所などが主な原因であると推測されています。雌は卵をもつと消化管の圧迫により、食欲不振あるいは廃絶が長期にみられ、腹部が膨満します。さらに、卵が大きくなると肺も圧迫されるため、開口呼吸がみられます。卵胞形成が初期であれば卵吸収の可能性がありますが、ある程度成長すると吸収しません。卵が卵巣に遺物し、ブドウの房のように成長することを卵胞嚢腫、卵管で卵が停滞することを卵停滞といいます。イグアナが衰弱する前に卵巣・卵管摘出手術をすることもあります。