Question グリーンイグアナの寿命はどれくらいでしょうか?

Answer 皮膚の状態、身体の大きさからのみ推測することは困難です。爬虫類は成熟後にも成長する特徴があり、老体でも大きくなります。成長は環境や温度、食餌内容によって、個体差が大きいです。また、寿命は色々と示唆されていますが、正直な所不明です。不適切な飼育により、短命で終止することが多いですが、アメリカでは20年以上生存した個体もみられ、本邦では長くて10-15年くらいです。特にメスは加齢とともに生殖器疾患が好発するため、短命に終わることが多いです。



Question 尾が切れました。どうしたらよいですか?

Answer 逃走時に捕獲しようとすると、イグアナの尾がちぎれてしまうことがあります。切断された尾はしばらくの間はくねくねと動き、捕食者の注意を引きつけておいて、逃走します。切断後は軟骨が成長し、尾は再生しますが、不適切な自切や人為的な切断、事故による切断では再生しなかったり、僅かな再生であったり、時には分岐して複数再生することもあります。しばらく様子を観察して下さい。



Question 卵をもって、長い間食欲がありません。どうしたらよいですか?

Answer 雌は無精卵を毎年寒くなると数十個産みますが、卵の成長に伴い、腹部が膨満し、消化管を圧迫するために食欲が低下してきます。正常であれば、約6週間食欲がなくなったあと産卵しますが、2ヶ月以上食欲がない場合は何らかの問題を抱えている可能性があります。正常な卵であるか、順調に発育しているか心配であれば、動物病院で検診するすることをおすすめします。卵管破裂、卵胞嚢腫などを引きおこすと致死的になります。



Question 鼻から塩を吹くように鼻水がでていますが、風邪でしょうか?

Answer イグアナでは血液中から塩分を除去するため、塩分を鼻孔から「プシュ」と音をたてて排出し、鼻孔周囲に塩分が付着していることがあります。もちろん、呼吸器感染症でも鼻水がでることがありますので、心配であれば、動物病院で診察をうけましょう。



Question 突然かみつくようになり、狂暴で触れなくなりました。どうしたらよいでしょうか?

Answer グリーンイグアナのオスの発情行動であると思われます。オスは発情期(北半球では秋から冬)になると、特有の発情がみられ、食欲が低下し攻撃的になります。一般的に飼育されているオスでは、イグアナが感知することが可能なフェロモンのために、月経周期の女性飼い主を攻撃することが報告され、これらは飼育する上で大きな問題となっています。発情期が終われば元の性格にもどることが多いので、しばらく様子を観察して下さい。
また、これらの性欲的行動ともいえる攻撃をそらすために、皆さん様々な方法をとっています。避妊去勢手術はもちろん、オスのイグアナにマスターベーションのために、ヒトの腕を貸したり、性欲処理目的の人形(イグアナフィギュア)をオスの個体の相手にさせたりしています。



Question 頭の正中に半透明な小さく丸いものがついていますが、これは何ですか?

Answer 頭頂部正中に小型の半透明な円形組織が存在します。これはろ頂孔あるいは頭頂眼とよばれ、解剖学的には眼球と同じ構造をしているため、「第3の眼」とも呼ばれています。発生学的には松果体(光を感知する器官)と同一のものから発生していることから、ろ頂眼は光周期を感じて、発情に関与していると推測されます。



Question 最近、食餌をとらなくなり、地面を掘るような動作ばかりが目立つのです。どうしたらよいでしょうか?

Answer グリーンイグアナのメスは卵をもつと、卵の発達につれて消化管を圧迫するため、食欲が更に減退もしくは完全に拒食します。飼育下では産卵に先立ち3-5週間、食欲に影響を及ぼします。その他の症状として、腹部膨満、情動不安、歩き回りや掘る動作などがみられます。原産地であるパナマではメスは1月末から3月中旬の乾燥した時期に23-60(40)個の卵を産み、コスタリカとメキシコでは卵は3‐4月上旬に産みます。しかし、飼育下では巣を掘る機会が少ないため、このことが卵塞の一つとされています。したがって、手製で巣箱を製作するとよいです。背の高い四角の箱を横にして腐葉土や湿った土、バーミュライトなどを入れてたり、あるいは中大型犬用の犬小屋などを利用するのもよいでしょう。出入り口を調節するとイグアナは自らその中にはいります。



Question 排泄物が黒緑色の個体、透明な液体、白色の泥状の3種類がみられるのですが、これらは何ですか?

Answer 健康体であれば毎日排泄がみられる。糞は黒緑色の個体で細長い形をしている。一方、爬虫類は尿は尿酸という形で排泄し、そのなかの一部が尿酸塩という形で固まるので、白色の泥状で認められる。本来の尿酸は透明の液体として排泄されるのである。糞には白色の寄生虫の生体が付着していたり、尿酸や尿酸塩が変色していたりすると、何か病気の変調の可能性があります。